第2回 Doo-Up箱根駅伝



97箱根駅伝 結果
区間 Doo-Up K奈川大 Doo-Up W大 Doo-Up Y学院大 区間賞 区間記録
(上:Doo,下:本物)
1区(21.3Km) 新井 亮一(1:53:28) 村田 達也(1:47:29) 音頭 一弘(1:48:19) 村田 達也 1:36:27(粕谷)
1:01:13
2区(23Km) 岩崎 恭行(1:37:54) 石田 敦士(2:01:06) 高井 誠治(1:46:08) 岩崎 恭行 1:23:32(安達)
1:06:48
3区(21.3Km) 川崎 紘誉(1:31:48) 土屋 直毅(1:36:22) 中里 信一(1:40:10) 川崎 紘誉
(区間新記録)
1:47:23(研井)
1:02:49
4区(20.9Km) 後藤 仁志(1:32:54) 音頭 圭(1:28:39) 柴田 淳(1:28:22) 柴田 淳 1:27:26(上森)
1:01:35
5区(20.7Km) 山口 俊宗(1:24:31) 安達 裕司(1:24:31) 市岡 隆興(1:30:01) 山口 俊宗、安達 裕司(区間新記録) 1:30:07(安達)
1:10:27
トータル 8時間00分35秒 8時間18分07秒 8時間13分03秒 K奈川大コース新記録 8:18:22

レースレポート レース前1区2区3区4区5区総評

レース前:W大圧倒的有利か

 レース前日、箱根駅伝出走チームが発表された。その後事務局に寄せられる声は『W大楽勝じゃないですか?』であった。しかし、レース当日、駅伝はそう予想通りにはいかないことをみんな思い知らされることになる。

頭脳の1区?運の1区?

 午前8時15分、大手町読売新聞社前から、去年と全く同じく予定より15分遅れでレースがスタートした。1区を走るのは新井(K奈川大)、村田(W大)、音頭一弘(Y学院)の3人。
 予想では、村田が残り2人を引き離してゴールすると思われていたが、今年、村田は異常に信号運が悪く、ことごとく序盤からちぎれそうになっている音頭に信号で並ばれる。そうこうしているうちに、15キロ付近の大森で、まず練習不足の新井が脱落。その後、信号を巧みに利用した音頭がゴール手前500メートルまで村田と並走(厳密には違う)する。結局、予想を大きく覆し、村田の後、音頭が50秒差でゴール。途中つぶれた新井は5分遅れてゴールする。
 音頭曰く、『1区は体力よりも戦略ですね』

波乱の『花の2区』

 2区をトップでスタートしたのは、石田(W)。しかし、スタート直後の信号ストップでY学院の高井に追いつかれる。その後、高井が快調にとばし、独走体制を築く。5分後にスタートした岩崎(K奈川)も飛ばすが、追いつく気配はない。
 しかし、横浜の高島町付近の交差点で、レース前からの懸念が的中。2位を走行中の石田が痛恨のコースミス。一時姿を消す。その間に岩崎が2位にアップ。何分ロスしたかは不明だが、暫くして正規コースを走る石田が発見されたが、ここで少々石田の集中力も萎えたようで、前との差はさらに広がる。
 この順位のままゴールかと思われたが、ラスト1キロで高井が信号ストップした際に足を痛めるハプニングが発生。ラスト1キロに11分を要し、追ってきた岩崎にもパスされる。結局岩崎の後、3分差で高井がゴール。石田は岩崎から17分遅れたすきを渡す。
 尚、石田のコースミスはW大のチームワークが問題とされ、W大の結果に響くことになる。

3区:勝負はここで決した!?

 3区、K奈川大は川崎。Y学院とW大のメンバーは川崎の暴走を期待したが、冷静な走りに徹する。それを追う中里(Y)、土屋(W)はそれぞれ自分のベストの走りをするが、冷静な川崎の前にはかなわなかった。上森は熱くなると速いが、川崎は冷静になると速いようである。
 川崎は去年の区間記録を大幅に更新する区間新記録でゴール。12分後に中里、その10分後に土屋がゴールして勝負が決した感が全体を襲った。

4区:柴田、暴落中の株を少し戻す

 4区のトップは後藤(K)。東大陸上部でならした足も、練習不足からか、本人は不安を感じつつスタート。しかし走りは軽そうである。それを追うのは柴田(Y)。最近の戦績からすっかり信用破綻をおこし、『柴田株』が大暴落中であったが、今回は前後の差が十分に開き、落ち着いて走れたようで、区間賞の快走をみせる。曰く『無欲の勝利』だそうである。W大の音頭圭も、今年はまじめに走るも、柴田に17秒届かず、区間賞はならなかった。
 5区中継でのタイム差は、K奈川→Y学院(7分)→W大(10分)となった。

興奮の5区、区間賞争い

 勝負は既に決した感があり、安達(W)がどれくらいのタイムを出すかに注目が集まった。当初、俊宗氏(K)と市岡(Y)は同タイム位だろうと予想されていたが、箱根頂上手前2キロ位の地点で、当初の7分差が11分差に広がっていた。その後、箱根頂上で、安達が市岡より4分タイムを縮めて通過。俊宗氏と安達がほぼ同タイムで走っている事が判明する。
 順位はそのまま、俊宗氏がゴール。K奈川大の逆転優勝が決定。2位に調子の悪そうな市岡がはいる。ゴール後、区間賞の可能性を聞いた俊宗氏はみんなを巻き込んで大興奮。本当に区間賞が微妙な所で安達が近づいてくる。最期は俊宗氏の区間賞時間までカウントダウン。残り7秒位で安達がラストの角を曲がり興奮は最高に。結果はなんと全くの同タイム。区間賞と区間新を2人で分け合った。しかし、コースを知らなかった俊宗氏は、岩崎の誘導の不手際によるタイムロスを指摘し、K奈川大優勝のあしがかりを作った岩崎が戦犯となる。

温泉で1年の疲れを癒す

 結局、去年と比べて、序盤で出遅れたものの後半盛り返して、K奈川大がコースレコードを樹立した。レース後は、箱根旧街道沿いの温泉に立ち寄り、疲れをいやし反省会。その後小田原で食事をして解散した。
 今年は、準備期間が短く、十分にコース説明ができなかったため、数多くのトラブルがおこったが、来年は、チームカー制度や準備体制を再考する必要があるといった意見が聞かれた。
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