村上国際トライアスロン


Report By Kazuhiro Ondo
市岡の心理

明暗を分けた風雨 By Kazuhiro Ondo


◎大会前日  今回この村上に出場するのは、すっかりお決まりになった俊宗・音頭夫妻・市岡・新井の5人。それにアジアカップの部に出場の安達であった。(別途レポート)
 市岡がハワイがあるのを除き、全員が今年最後のトライアスロンのレースであったが、全員どことなくやる気のないうつろな気配が漂っていた。
 朝5:30に音頭家を出発。たいしたアクシデントもなく昼前に到着。生憎、現地では雨が降っている。今年も社会人チーム『ベアーズ』の泊まっている宿にお世話になり、豪勢な食事を楽しむ。しかし、口からもれる言葉は『やる気なし』。特に重症はいつも通り音頭一弘と新井亮一であった。しかし、俊宗氏を始め、Doo-Upの伝統はどうやら『ネガティブ』という言葉に集約されるようである。

◎大会当日
 当日の深夜、ふと目を覚ますと台風のような風雨。しかし、朝起きてみると明るい陽がさしている。すこし皆のやる気度数がアップしたそのとたんに、突然また雨がふりだす。そうしてるうちに、『スイム中止』の一報がはいる。まさかと思い会場に行くと、確かにとても一般人が泳げるような波ではなかった。代わりに、一般は砂浜ラン1Km、アジアカップは1.1Kmにスイムを短縮して行うこととなる。
 この情報に大喜びしたのは音頭圭。スイムが苦手で残り種目が得意な彼女にとってはまさに天からの恵みであったであろう。音頭、新井がやる気消失(最初からないが)するなか、俊宗氏もやる気アップ。市岡は微妙な表情で何を考えているが分からない。とにかく、アジアカップスタートの約50分後、一般の部第一ウェーブで新井が、3分遅れて俊宗、音頭一弘、市岡が、約10分後に音頭圭がスタートした。

☆砂浜ラン1キロ
 『1キロならそんなにつらくない。』そう想像したのは間違いだった。このランで音頭・新井のラン苦手コンビは撃沈。残りのメンバーは無難にこなす。

☆バイク
 バイクコースは単純な20キロ折り返しコース。しかし全コース至る所で風の影響があり、非常に乗りづらかった。
 新井は3分後スタートだったが、全くペースがあがらず、終盤に3分遅れスタートの市岡、俊宗にあっさりかわされる。一方俊宗、市岡をとらえると思われた音頭一弘もバイクは滅茶苦茶。追い付く気配すらみせず逆に差を開かれる。しかし、バイクゴールで全く元気のない新井に追い付き終了。バイク終了時(ウェーブ考慮せず)は市岡→俊宗→音頭・新井の順。

☆ラン
 ランは10キロのフラットなワンウェイ。賑やかな町中を走るので気持いい。
 ここでまたも俊宗氏のランが爆発。ランラップ2位の34分台で駆け抜け、市岡を抜いて7位でゴール。市岡はまたも精神に暗い影を落し18位でゴール。惨敗組の音頭・新井は45分前後の気の抜けた走りでゴールする。
 一方女子の部では、音頭圭が41分前後の好タイムで前の選手をごぼう抜きして、なんと優勝をかざる。大喜びするだけのことはある。

◎レース後
 優勝と入賞を果たした音頭圭と俊宗氏は大満足。気分よくシーズンを終了する。一方、新井はいつも通りぼやき、音頭は珠洲で取り戻しかけた楽しいトライアスロンのイメージを再び失ったという。市岡は・・虚ろな目をしながら『まだやる気はありますよ』と言っていた。
 しかし、我々は忘れてはいけない。このレースはトライアスロンではなく、デュアスロンだったことを!
97村上国際 結果(R1K-B40K-R10K)
名前 ラン バイク ラン トータル
山口俊宗 4:32(27) 1:07:07(43) 34:54(2) 1:46:33(7)
市岡隆興 4:42(50) 1:06:13(29) 37:35(16) 1:48:30(18)
音頭一弘 5:03(137) 1:07:11(46) 45:04(232) 1:57:18(126)
新井亮一 5:03(137) 1:10:10(157) 44:34(212) 1:59:47(165)
音頭圭 5:54(398) 1:13:26(262) 41:33(106) 2:00:53(182,W1)


Report By Takaoki Ichioka

【今回はトライアスロンは中止でデュアスロン競技になった】

95,96年と8位、5位と入賞をして、今年は優勝をと思っていただけにこの
変更はショックだった。

しかし、今年一番の収穫レースだった
結果は良くないのだが、今年ずっと調子の悪かったランの調子をつかむことが出来た。
(琵琶湖、お台場、波崎では全く走れなかった。)

トータル 
1:48:30 総合18位
(トップ 1:45:12)

レースを振り返る。
【天候】
曇り、時々雨、時々晴れ。変な天気。
風少し強い。風向き変わる。風速6m程度。

【ビーチラン:1km】4:42(50位)
一番前からスタートしたが、前の人の足跡が深く掘れていて、とても走りにくかった。
砂浜ランではつぶれない程度で、バイクで追い上げればよいと思っていたため、
苦しくない程度に、ずるずると後退していった。
ウエーブで30秒遅れくらいでから20位程度でバイクのトランジット。

ちなみにとしむねさんには15秒程度あけられた。
音頭さんは後ろで見えなかったが、バイクで出ようとしたときに音頭さんが
やってきた。やはり15秒程度であろうか。

(結果的には作戦は失敗であった。全力ででもついていけば良かった。)

【バイク:40km】66:13(29位)
(海岸沿いの20km折り返し、アップダウンは2箇所だけ)

バイクに乗ると、10人程度の集団が一列で走っているのが見え(15秒差)、
羨ましく思い、追い上げようとする。
集団に入っていない選手は次々と抜かしていくが、さすがに集団との差は全く
詰まらない。その中には俊宗さんらしき人物が見えた。(実際には違ったかも
しれない)15秒の差がとても大きく感じた。

4km地点から1kmの登り坂でがあるが、そこで集団からちぎれた者を
抜かしていく。登り切った頃に、前に見えるのは3人程度の集団に変わっていた
が、やはり15秒差あった。
そのまま、しばらく頑張っていたが、いつの間にか、楽なペースで走っていた。
初めて、抜かされた。(前に抜いた選手だと思う)
まずいと思って、ちぎれないように走っていた。
しかし、考えると、かなり楽なペースで、一人の時より遅いペースになって
しまっていたようだ。

折り返し手前で、第一ウェーブのトップ集団とすれ違う。
15人程度の大集団で横に広がって走っていた。
その直ぐ後ろに取り締まりの、バイクが一緒に走っている。
しかし、なんの警告もしていない。(非常にむかついた)
これで、優勝へ、絶望を感じる。絶対にこんな大集団にはかうわけない。
タイム差を見ると、やはり、3分差のウェーブだったが、5分近く離されていた。
そして、だいぶ遅れたところに新井を発見。
そのあと俊宗さん。(30秒は離れていない)
折り返し後は、後ろの音頭さんの存在がこわかったためか、彼を見つけることは
出来なかった。

残り、10kmくらいでようやく俊宗さんを見つけ、徐々に差を詰めていった。
前回のトライアスロンで負けているため、今回はどうしてもかってやろうと思い、
一気に抜くことにした。意外ににあっさりちぎった。
(気づかなかったが、新井も同じところにいたようだ→新井は3分前スタート、
ずいぶん遅い)
俊宗さんには1分差を付けてゴールしようと頑張った。
頑張ってこいでも脚に疲れが出ず、結構調子よくこげた。
ローラーを直前に2回やった効果であろうか。
(もっと早くからやっておけば良かったと反省)
中盤のだらけを後悔した。しかし今回は、誰にも抜かれなかった。
15秒差の音頭さん(数年前の波崎ではバイクトップ)にも抜かれなかったので
上出来かな?。

【ラン:10km】37:35(16位)
全く、順位が分からずゴールしたが、同じウェーブでも結構バイクが戻っていたので
ショックを受けた。
ランにうつったが、脚が軽い、調子がよい。驚いた。今シーズンにはなかった感覚
だった。嬉しかった。
1kmおきに表示がありタイムをチェックする。3kmまで、3:35程度でいく。
(去年この大会では36分だったが、今年の他大会では40分程度に落ちていた)
俊宗さんに勝ったかなと思う。勝利の確信は出来ないが、最後でいい勝負は出来ると
思った。
しかし、突然、腹痛!!!キロ4分程度に落として様子を見るが、駄目。
治れ!治ってください!と祈るが通じない。

やはり、今年のレース運は駄目だとあきらめる。(実力がないだけかもしれないが)
苦しみながら、キロ4分程度で走り続けようとしていたところ、4キロ地点付近で、
思っていたより早く、俊宗さんに抜かされる。
悔しい!!しかし、どうしようもない。
どんどん、離れていく。あとで抜かしてやると思った。

3キロから4キロは4:30かかっていた。入賞にも届かないかもと、また絶望感。
結局3キロから6キロ地点まで腹痛のため、途中止まったりして完全なタイムロス。
そのころには俊宗さんとの勝負にはあきらめがついていた。
そこから、復活し、また、キロ3:35程度で追い上げたが、同じ年代を追い越せ
なかった。
しかし、気分良くゴール。


【反省・他】
・今回はビーチランからついていき、バイクでもいいところにつけばよかったと
 思った。
・バイクがもっと早ければ、簡単にいいところまでいけるはずだ。
・ランは腹痛になったが、自信を取り戻せた。来年こそは35分いけそうだ。
・今回、スイムがなかったが、翌日泳いでみたが、まだまだだと思う。この冬に
 スイム強化をねらう。
・安達はアジアカップでも8位入賞を果たし 、コンスタントに成績を残せる彼は
 素晴らしいと思う。
・自分は暑さに弱いことを再発見した。
(今年の他のレースは暑かったために走れなかったことに結論ずけた)
・来年の村上なら、俊宗さんに負けることは絶対にないと確信した。

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