関東選手権


レース概要

 関東選手権は、毎年関東地域のどこかのショートタイプレースを選んで行われているようであるが、今年は渡良瀬で開催された。この大会で関東選手権の部10位以内にはいると、長良川エリートの部への出場権が与えられる。
 レースには、山口俊宗と市岡隆興が出場。スイムで市岡が1分のリードを奪い、バイクでそれを5分にまで広げて勝負を決める。ランで追いあげた俊宗氏であったが、届かず、3分半差でゴール。ちなみにトップは細谷岳男氏で1:55という速さだった。  関東選手権は、渡良瀬トライアスロンのエリートの部に混じってスタート。市岡はウェーブ13位であったが、関東選手権の部としては11だった。  俊宗氏は、レース後スイム計時不通過で失格を告げられ、失意のうちに渡良瀬を去る。
市岡レポート俊宗レポート|記録

レポート:『たかが5秒、されど・・』 by 市岡隆興

 6月14日、睡眠3時間、3時に家を出発し、わたらせ遊水池へ向かう。当日は豪雨との予報であったため、旧バイクで行くことに決めていたが、念のため、ニューバイクフレームも持参した。到着すると小雨程度になっており、やはり、我々(元Doo-Up関東選手権出場チーム)の正式メカニック兼ドライバーの一弘氏より、ニューバイクで出場すべきとのアドバイスがあった。ニューバイクの初ライドが雨天レースという残念な状況であったが、受付直前に組み替え等の作業を依頼した。
 関東選手権は上位10名が日本選手権出場権を貰えるが、人気もなさそうな大会だと思っていたため、5位くらいには入れると勝手に油断しており、俊宗氏との競争だけが頭にあった。雨のせいもあって、気合いがほとんどなかった。

 スイム(8時30分スタート):
 トイレなどをしているうちに、時間が無くなり、1分前に俊宗氏にウェットのファスナーを閉めてもらう。アップもせずに、ストップウォッチをいじくっている間にスタート合図があり、後ろからのスタートとなってしまった。(これが、後で、大きくきいてくるのだ)
 コースは750mの三角を2周であり、コーナー3箇所にブイがあるだけでコースロープが張っていないが、波がほとんどなく泳ぎやすかった。60名程度でそれほどバトルもなく、少しずつ前を捕らえていく。半周程でようやく俊宗氏に追いつき、抜かす。これなら、30秒から、1分は離せると確信した。しかし、既に、その前の集団は少し離れており、追いつけるか厳しい状況だった。(スタートをちゃんと出ていればと後悔した。)結局そこから、集団に追いつけず、一周分を一人で泳ぐことになり、体力を消耗するだけで後ろの集団に追いつかれてしまった。
 22分半程で上陸。(ちょうど1.5kmくらいであろう)。トランジットまで300m程走り、自分のバイクの所へ行こうとしたら、呼び止められた(その間に2,3人に抜かされた)。ぐるっと回ってからのトランジットであるらしく、その先に計時があった。全く案内が無く、ここで、俊宗氏の不幸が、、、。

 バイク
 8kmを5周回。小雨の中で走りにくい。平坦なのはいいが、弱い風があった。1週目は頑張ったが、脚がきつくなってしまい(スピード練習をしていなかったため)、2週目からは少し落として追い風で45km、向かいで36km程でイーブンで残り4周をこいだ(バイクメーターでは41.5kmを1:05)。3周目ぐらいから、4,5人の集団に迫られていたが、何とか逃げ切った。ゴール直前で、我々のサポーターから、「2分差」との声がかかった。すると、その直後のトランジットのそばで、優勝候補の細谷たけお選手が走っており、トップと2分差まで詰めたのと勘違いをした。

 ラン
 よく分からないつまらないコース。ランにはいると、先ほど細谷選手の走った方向と逆方向にコースが向かっており、先ほどの情報(2分差)は勘違いだと、がっくり。今年はレース中の腹痛に悩まされていたが、今日は、3時間前には食事を済ませ、トイレも済ませ、セイロガンとういAも飲み、万全の腹痛対策で臨んだため、最悪の状況にはならなかった。「俊宗氏との勝負は終わった」との声を聞き、次の目標は10位である(バイクでもあまり抜けずにまだ、10位には入っていないようだった)。すぐ後ろに5,6人の集団がバイクを終了しており、こいつらには食われないようにしなければと必死だった。しかし、スピードを上げると腹が痛み、思いっきりは走れない。前も、なかなか落ちてこず、数人を抜いて、残り2kmで「13の11」「あと一人で10位」との応援。しかしよく分からなかった。すぐ、10m前に1人、その前は全然見えなかったので、この選手だけは抜こうと決心。しかし、彼も、なかなか速く、ようやく残り1kmで追いつき、もらったと思って後ろについていたら、また、腹痛でペースを落とすことになってしまった。このまま、11位でゴール。俊宗氏には勝利したが、あと5秒で日本選手権を逃してしまった。(34分40秒、少し早すぎるのは、おそらく、スイムトランジットを含めて10kmなのであろう)

 抽選会
 雨の中で、じゃんけん大会が開かれた。勝つ気はなく、一応参加していると、なぜか4勝くらいし、前に7,8人が出て、再びじゃんけん。すると、次の一回で、自分だけ残ってしまった。何が貰えるのか分からずに、前に出ると、真っ赤な自転車(ビーチクルーザー)があった。無欲の勝利であった。車1台、5人で来ていたために、自分はこれで、東京まで帰ることになってしまった、、、、。

 これで、俊宗さんとは1勝1敗のタイに持ち込んだ。(デュアスロンでは1敗)
 しかし、タイム的には、同じくらいの選手(学生)に4分くらいあけられてしまったので悔しい。

 競技を楽しむみなさんへ
:どんな大会でも参加をするからには、アップをして、気合いを入れて出場しましょう。

 最後に、応援のみなさん、有り難うございました。メカニック、ドライバー担当の一弘氏にも感謝。俊宗さんお疲れさまでした。また、戦いましょう。

進歩なきシーズン By 山口俊宗

 私にとって今シーズンのメインレースであった関東選手権は、終わってみれば市岡には完敗、おまけに失格という最悪の結果であった。

 当日朝、覚悟はしていたがやっぱり雨、この時点で既にやる気は半減していたが、「やる気ではなく、これまでの練習結果が素直に出るだけのこと」と思い、普通に走れきちんと結果は出るもの、逆に気負いが無い分いい結果がでるかもしれないとも思っていた。

 スイムは三角形の反時計周りを2周。昔は得意であったスイムが、最近は足を引っ張るようになっており、今回もスタート直後から自分の前を泳ぐ人がずいぶん多く、潮来の悪夢が頭をよぎる。水から上がったところの時計で23分台、「まあまあかな」。応援の音頭から、市岡と1分後れであることを知らされる。まあこの差は自分としても予想していたものである。

 バイクトランジットまでが結構長い、そこで誘導が悪く計測地点を通らずにショートカットして自分のバイクの所へいってしまった、が、その時点ではなにも知らない。(確かにバイクをスタートした後に、スイムフィニッシュの計測がなかったことを不思議に 思った。)

 バイクは8KM×5周、ハイスピードコースである、はずなのだが、どうもちょっと した向かい風でもスピードがでなくなる。(調子は悪くないはずなのだが、)案の定、1周ごとにピナレロのニューバイクを駆る市岡との差が1分づつ広がり、バイクフィニッシュでは5分差に。(バイクタイムはトランジットをいれないネットで1時間8分、AVS36.7km/h)これでは市岡が重度の腹痛をおこして野グソでもしない限り勝ち目はない。

 ランもイマイチさえず、それでも33分20秒くらい。でもやはり距離が短いようで、ランのトップは31分台であった。結局ランを34分台で走った市岡から4分後のゴール。2時間7分で、失格がなければ22位(50人位中)という成績であった。

 市岡は惜しくも11位で、10位までの長良川エリート出場権をのがしたが、今回は自分とのレベルの違いをみせつけられたレースであった。う〜ん成長したなあ。

 後日自分のレースを思い返してみると、密度が薄かったと反省している。これは、いつものレースに比べると疲れも筋肉痛もあまり残っていないことが証拠である。やはりバイクではダレていた。いつもであれば、苦しい時には、「この瞬間に自分として最高のパフォーマンスをしているか。」ということを自問し、チェックしながら走るところが、今回は雑念が多すぎ、苦しさに身をまかせ集中力がとぎれ、力を出し切っていなかった。もとをたどれば、「レースに出たい」という気持ちが今回は希薄だったことが原因だろう。いい結果がでる時は、「レースに出たい」という気持ちが高ぶり、スタート直後に幸せを感じるものである。

 またいつの日か「レースに出たい」という気持ちになった時、何処かの大会で会い ましょう。その時はちょっと進歩した自分をおみせします。


関東選手権 結果
Totalswimbikerun
11市岡隆興2:04:??24:??(15)1:05:??(15)34:20(11)
山口俊宗失格

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